ご覧頂きまして誠にありがとうございます。

見る目も華やかな大正浪漫的な長羽織でございます。
単一的でなないくすみを持たせた桃色寄りの紫色の生地には
大胆な楓模様が広がっており、
その楓の中には皆様ご存知の「ねじり梅」が置かれております。
大小色とりどりのねじり梅は、和柄ならではの古典的な良い趣がございます。

⭐︎ねじり梅
ねじり梅とは梅の花びらをねじったような形で
古くから着物などに用いられている吉祥柄の一つです。
梅は寒い春を越し一番最初に咲く花として強い生命力を持ち、また梅の文字を取り「産む」ことにかけ子孫繁栄や、梅の持つ清らかな清潔感などを表している絵柄になります。

時代背景は正確には判断できかねますが、
大胆な絵柄の様子や現代にはないような生地の質感などから大正昭和はじめ頃のお品物かと思います。（購入した際に店主の方もおっしゃっていました。

生地感はサラリと軽やかな手触りです。購入した際には銘仙ということでしたが、銘仙の目の詰まったつるりとした生地感とはやや趣が異なり
ややざらりとした薄めの生地感です。

お品物は生地の感じからも盛夏真冬を除き単衣をお召しになる頃からお召頂けるように思います。素材につきましては表地は正絹のような気もいたしますが、正確ではございませんので不明とさせて頂きます。
羽裏の生地は正絹と思われます。
長羽織にはシミが点在しておりますが、貴重な当時の幅広の羽織紐（シミ有り）が付いております。

状態は長期保存の畳シワに加え、写真9.10番のようにシミや汚れのような箇所が全体にあります。表地には影響はありませんが、
羽裏にもシミがあります。
大きく目立つ傷や破れはないようです。なお、長期保存による畳ジワにはアイロンはおかけせず、現状でのお渡しとさせて頂きます。

サイズ
身丈98 衿含め背から採寸
裄丈61.5
後幅28
袖丈65
袖幅31,5
誤差はお許し下さい

実物と写真のお色が若干異なることがございます。
なお、お品物のイメージが異なるとの理由によるキャンル返金などの対応は固くお断りいたします。

お目の厳しい方にはご購入はお勧め致しません。
お品物はあくまでも遥か長い時を経たお品物であり多少の難があります。ご購入の前には今一度写真説明文を十分にご覧頂き、ご検討下さいます様お願いいたします。どうぞよろしくお願いいたします。